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夢と現実のギャップが病根だ

2011.11.19

マンションの管理をめぐる問題の「元凶」は、購入時に「説明と納得(=インフォームドコンセント)」がなされていないことに尽きる。供給側は派手な宣伝攻勢で「夢」を売る。しかし買った側は、入居して初めて管理組合をつくり、[ひとり一票]の議決権をもって自治に向き合い、「現実」を知る。この夢と現実のギャップが病根である。供給側が、販売時に夢とともに現実を説明する責任を果たすことが「コンプライアンス」の第一歩であろう。

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マンションに限らず、建築物は事業者や施工者、専門家と、一般の所有者、利用者を含む「かかわり」によって維持されている。本来、歳月の流れとともに建築には生命が吹き込まれていく。そうした原点に立ち返れば、建築を公共性の高い社会資産と位置づけ、かかわる人びとの「責務」を明らかにしようとする「建築基本法」制定の運動や、全国マンション管理組合連合会の「マンション再生基本法」の提唱は、時代を超えた羅針盤づくりのように見えてくる。未来を拓く知恵は「現場」に埋まっている。そして、あらゆる住まいの基盤になるのがコミュニティーだ。