戸建てプレハブ住宅を構造材質別に分けると、木質系、鉄鋼系、コンクリート系があり、中高層住宅はコンクリート系である。プレハブ住宅は今や、戸建て、中高層合わせて年間約二五万戸が建てられ、新設住宅戸数全体の一四%程度を占めるようになっているが、その歴史はそれほど長いものではない。わが国のプレハブ住宅の足どりをどこにたどるかは、人によって意見を異にするところであるが、昭和六年にドイツから伝えられたトロッケン・バウ(乾式工法)までさかのぼるのが一般的である。
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わが国ではその後、第二次大戦の前後、木造、コンクリート造、金属造のプレハブ建築が研究されている。とくに戦後間もなく、前川建築事務所によって「プレモス」が考案されたが、これをもって戦後のプレハブ住宅の起こりとする人もある。ただ、終戦直後の住宅のプレハブ化の動きも、生産技術の未発達、あるいは社会的条件の未成熟のためか、試作の段階にとどまり、本格的な住宅生産とプレハブ住宅の供給は、その後十数年を経た後に開花することになる。